ただなんとなく、そうしたかっただけ

十字架を作った、銀色の十字架。
あと四角くて赤い奴もう一個作った、ＣＤを置くための奴。

縦２８ｃｍぐらいの十字架、小さいけど存在感はばっちりだ。


首の取れたキリストが打ち付けられていれば完璧なのに。


あとはマリア様が彫られてる石の彫刻でもあればな～、どっかに売ってないかな。


床、黒くしたいな。

もう全部黒くしたいな、他の色がないぐらいに。



人体模型欲しい。


あぁとても疲れた、ちょっと寝よう・・。

どうかこのまま目が覚めないように、そう願うだけ。

永眠.com　ＮＯＷ　ＯＮ　ＭＯＶＩＥ


どうかこのまま目が覚めないように、この台詞小説に使えるなｗ
使うか。


題材『どうかこのまま目が覚めないように』第一章(最終回)

熊田　賢二


寝てる時だけ奴は何もしてこない、だから、だからどうかこのまま目が覚めないように、そう願う。

不意に目が覚めてしまう・・・外はまだ暗かった。

まだ夜なのか？

英輝は辺りを見回した・・・。


その時突然閃光が走った！！


奴か！？


あいつはとても足が速い、逃げてもすぐ追いつかれてしまうだろう。


さてどうするか・・・。



英輝は近くにあった、鎌<かま>を手に取った。


「来るなら来い！！やってやるぜ！！」


ササッ！！


奴が横を通った！！あまりにも早い！！

奴も本気だな・・・フフッ面白い。


英輝は震える足を無理矢理押さえ震えを止めた、怖くない。

逃げちゃ駄目だ！逃げちゃ駄目だ！逃げちゃ駄目だ！逃げちゃ駄目だ！


俺をかばって死んだ熊に申し訳が立たない、おれはやらなくちゃいけない


だがここは不利だ。

英輝は地下に降りた。


「ここなら狭い、奴の足は使えないはずだ」


カタッ・・カタッ・・・

奴が階段を下りてきた。

さぁ・・・顔を拝んでやるぜ！！




・・・・・！！



・・・・・ＳＩＧＥＭＡＴＳＵ！！



そう殺人鬼の正体はSIGEMATSUだったのだ！！



ＳＩＧＥ「私に・・・は・・・・走・・る・事しか・・・能が・・ない・・・能が・・・ないぃぃぃぃいいいいいい！！」


ＳＩＧＥＭＡＴＳＵが鉈<なた>を振り下ろしてきた！！


ザシュ！！


「くっ！！腕をやられちまった！！」



うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！やってやる～！！やってやるぅぅぅ～～～！！










・・・・・・・・・・・・勝った！！


・・これで・・・これで安心して寝れるな！


終劇<おわり>