詩集 むしろ私集

『白昼夢』

紅い花に染め上げた　紅い手首が泣いている
それであなたは幸せか　紅い着物を脱ぎ落とし　一緒になってじゃれ合うか　本当か？夢か？　落ちる途中の白昼夢




『君に会う薬』

騙し騙され極楽浄土　腕の印が語る真実　逃げる事にはすでに慣れ
自ら近づく勇気さえ　あればそれには頼らぬと　いつもの口癖　ポロリと本音　今回だけだと言い聞かせ　度々重ねる極楽浄土　止める止めない後にして　印を増やす行為に励み　会うためだけに繰り返す



『忘れる雑草』

過去知らぬ　時が経つのもすでに慣れ　未来の様子は見え隠れ
今が良かれと思うが吉か　忘れられぬあの事件　思い出せない君の顔
音が回って立体感覚　今が良ければそれでもいいさ　時間が時間を忘れさせ　そのまますべてを忘れ去りたい　そう願うが叶わぬ願望　お前はどこに行ったのか　忘れぬ思いを一緒に包んで　浴びて一緒に忘れさり　見えぬ思いも儚く消える　事を望んで生きているのか？



『±０℃－真実の言葉－』

肌に当たる風の心地よさを感じ　秋の寒空の下で体を温め　人との関わりを感じずにはいられなくなる　笑った顔が新鮮に見え　寒さで赤い頬に魅せられ　電車に揺られて思い出す　思い出の場所へと足を運び　決まった時間に　まだ来ぬ人を待つ時間も楽しく感じ　この思いが続けばいいか　大人の雰囲気に惑わされ　想像を現実に変えた　あの時の　まだ来ぬ君をずっと待つ　その内知らせる事がある　昼間の出来事　秋のひと時



『話－最後の言葉－』

白昼夢：想像　和の心を持った女の設定　短すぎたなｗ

君に会う薬：会えるか会えぬかあなた次第　決して覗いてはいけない世界ｗ

忘れる雑草：忘れたいのか忘れたくないのか　すでに答えは決まってる　忘れたくないと心の隅で思っている　こんな自分を忘れたいのかｗ諦めぬ心を持ち合わせてるｗ

±０℃－真実の言葉－：春が来るか来ぬかそんな１日の出来事　４年の歳月を先に過ごしている事も感じぬ　そんな感じ



丸　三角　丸　四角　六角形